MARUOKA QUALITY
”マルオカ工業のこだわり抜いた絵画用木枠”
『製品に適した材料・精度の高い加工機械・マルオカならではの特殊な木枠構造』
お客様のご希望に合った4種類の絵画用木枠を製造するために適した木材を世界中から輸入しています。またその材料を世界最高峰のドイツ・ヴァイニッヒ製の木工機械とマルオカ工業で独自開発した加工機械の製造ラインで木枠を作ります。そうして100分の1mmという高い精度を保ち、描きやすく反り・曲がりの少ない特別な構造を持ったマルオカ工業の木枠は生まれます。
またお客様であるアーティストの作品の可能性を100%発揮する事が出来るよう規格サイズは日本サイズ・国際サイズ・フランスサイズ・ハーフスクエアサイズ、F,P,M,Sの0号〜500号まで、大きさで言うと10cm〜3m以上。美術館や画家の要求に応えた特別サイズ・仕様のカスタムオーダーメイド木枠が創れるのもマルオカだけです。それが木枠のマルオカと言われる所以です。
About product
木枠の種類
A木枠
創業当時よりお客様に愛されてきたマルオカのフラッグシップモデル
アメリカ西海岸北部やカナダから輸入した年輪の細かな米杉の無垢材を使った専門家用絵画木枠です。規格サイズ(日本・国際・フランス・ハーフスクエア)と2分割仕様、サイズ・仕様を選べるカスタムオーダー注文が出来ます。
フローティング木枠
浮き上がって見える”Floating”をねらった木枠
厚みを生かし、フローティングや3Dなど、個性を生かす新しい展示方法をお試しいただける木枠です。材料は杉集成材を使っています。日本サイズとサイズ・仕様を選べるカスタムオーダー注文が出来ます。
J木枠
中間ランクのアカデミックライン木枠
ジェルトン集成材を使用した木枠です。硬く、杉剤と同程度の重さがあります。日本サイズのF/P/M/S0号〜150号までございます。
ライト木枠
軽量で持ち運びに便利な木枠
ファルカタ集成材を使用した木枠です。軽く、木枠の幅を広くする事で強度も兼ね備えています。日本サイズのF/P/M/S0号〜130号までございます。
Manufacturing and Shipping
製造から出荷まで
Machine
木工機械・刃物の精度
『きつすぎず緩すぎないしっかりとした組手。』
職人の手で厳選された材料がヴァイニッヒ社製の精密な木工機械と独自仕様に改良した多くの機械を通り、表面切削・ホゾ切削・面取り・留め切削等色々な加工がされて検品場に流れ出ていきます。
精密な組手を仕上げるには高精度の刃物が必要となります。刃物を自社で研磨することによってそのこだわりを実現しています。併設された刃物研磨工場では、専任の研磨職人が1/100mm単位の精度で全ての刃物研磨を行い、機械をいつもベストの状態に保っています。
何度研磨された刃物でも、組み手の固さが同じに仕上がるように刃物の組み合わせには0.03㎜の調整を行い、きつすぎず緩すぎないしっかりとした組手のマルオカ木枠を作っています。
Structure
細部の構造
『細部までこだわった繊細な構造。』
木枠の断面は内側に向かって角度がつき角は丸みを帯びています。また親木(木枠の四辺)の強度を支える四辺内部の補助木である桟木は親木よりも厚さが低く、さらに桟木が十字に交差する場合はその交差部分で2mmの段差がつき、それも角の無い丸みを帯びた加工になっています。それらは全てキャンバスの画面が木枠に接触する事を想定し筆やナイフで絵画を描く際に引っ掛かったり、跡を付けるのを防ぐためです。
また木枠のねじれを防ぐため組手部分に斜めの切り込みを入れたアンダーカットを採用しています。これは張られたキャンバスが木枠を上部方向に引張る力を抑えるためのものです。これによってキャンバスを強く張っても木枠がねじれる事はありません。
木自体のねじれる力(慣性モーメント)もなるべく最小限に抑える為、四辺の親木は短手(短い二辺)を長手(長い二辺)の外側に出し長手と短手の寸法差をなるべく小さくしています。これによって木それぞれにかかるねじれの力をなるべく均一にし慣性モーメントによるねじれが起きないようにしています。
キャンバスを机の上に置いた時も、一つの隅が浮いてカタカタするという事はありません。
木枠を加工する際に角の面取り(鋭い角を面に落とす)も行います。角が立たないようにする事でお客様がケガをする事を防ぐと共にキャンバスを張った際に切れる事を防ぎます。
Packing
商品の梱包
『木枠のサイズ・商品の種類に合わせた丁寧な梱包。』
商品の梱包・出荷を専門に担当する社員が製造された商品を丁寧にしっかりと梱包していきます。
木枠などは輸送中に揺れや衝撃でキズが付かないために巻段ボールなどを用いて箱の中で商品が動かないよう隙間を埋めていきます。
特に角当てによるコーナーの破損に十分に気をつけ、コーナーパッドやクッションを入れる梱包をマルオカ工業では行っています。
当たり前のことですが商品をお客様の元へ無事にお届けするために製造から発送まで繊細にしっかりと作業をしております。